こんにちは!あさか整骨院グループの宍戸です!
日本にはとてもたくさんの種類の発酵食品があり、和食にも発酵食品は欠かせない存在です。
もちろん海外にも発酵食品はありますが、日本人は特に、日常生活の中で発酵食品を口にする機会が多いと言えます。
発酵食品とは、微生物のはたらきによって食品を発酵させて製造したもののことを言います。
代表的な発酵食品の一つに納豆がありますが、一見、糸を引いたり独特の匂いを放ったり…腐っているような状態だと感じる人も多いと思いますが、当然納豆にも賞味期限があります。
期限を過ぎると納豆も本当に腐って食べられなくなります。
「発酵」と「腐敗」は同じようで違うのです。
納豆の他にも、醤油、味噌、みりんなども一般的な発酵食品の代表例です。
野菜の漬物やぬか漬け、ヨーグルトやチーズ、日本酒やビールなどの酒類にも発酵食品があります。
意外なものだと、黒酢やかつお節なども発酵食品です。
発酵食品には、体に嬉しい栄養価がたくさん含まれています。
期待できる効果や効能をまとめてみました。
1.生活習慣病の予防
納豆や味噌などに豊富に含まれるイソフラボンは、女性の乳がんのリスクを低下させます。
また、大豆の発酵食品は血中の悪玉コレステロールを除去するはたらきもあり、ヨーグルトなどの乳酸菌は、善玉菌を増やす作用があります。
他にも、納豆のナットウキナーゼという成分は、血液をサラサラにして動脈硬化などの予防にもつながります
2.アンチエイジング効果
体の老化は、体内に活性酵素が増え、体がサビる(酸化する)ことで進んでいきます。
このサビを止めるためには、抗酸化作用のある食品が効果的だと言われています。
食品に含まれる抗酸化物質にはカロテン、ポリフェノール、フラボノイドなどがあり、これらは発酵させることでより効果的に体内に取り込むことができるようになります。
また、発酵の過程でつくられるアミノ酸や酵素が、新しい細胞の生成を促す美肌効果も期待できます。
3.便秘や下痢の改善
腸内環境が悪く、便秘や下痢に悩む方は、悪玉菌の割合が多くなってしまっている可能性が高いので、発酵食品に多く含まれる善玉菌でその悩みを改善できるかもしれません。
特に乳製品による発酵食品が効果的で、ヨーグルトの摂取がおすすめです。
また、納豆に含まれる納豆菌は、胃酸に強く生きたまま腸に届くので、効率よく腸内の善玉菌を増やしてくれます。
4.ストレス軽減
抗ストレス作用がある栄養素の一つに、「GABA」という成分があります。
GABAは天然アミノ酸の一種で、脳の興奮を抑えてリラックス効果をもたらすと言われています。
発酵食品は発酵の過程でアミノ酸を生成しますが、その際に多くのGABAも生成されることが分かっています。
味噌、納豆、ぬか漬け、甘酒などには、特にGABAが多く含まれています。
発酵食品は、継続的に毎日摂取することが理想的です。
和食中心の食生活を心がけると、自然と発酵食品を多く取り入れることができます。
発酵食品を美味しく食べて、健康的な体づくりを心がけてみましょう!