ビフィズス菌と乳酸菌の違いとビフィズス菌による効果

こんにちは!今回も栄養学的なアドバイスをお送りします!

 

私たちの腸内には、数百種類、数百兆個以上の細菌が存在していると言われています(^^)/

体に良い影響を及ぼす善玉菌や、腐敗産物などをつくり出す悪玉菌などの数のバランスが保たれた状態が、不規則な生活やストレス、抗生物質の服用、加齢などによってバランスが崩れてしまうと、体に様々な不調が出てきてしまいます。

腸内細菌の数を良好に保つこと、悪玉菌の数を増やさないことは、健康や美容にとって非常に重要なことなのです(‘◇’)ゞ

 

人間の腸内にもともと存在している善玉菌の一つが、ビフィズス菌ですが

ビフィズス菌は、よく乳酸菌と混同されがちですが、実は全くの別物です(;゚Д゚)

乳酸菌も人間の腸内に存在する善玉菌という点では同じですが、その数はビフィズス菌の1万分の1から100分の1程度にとどまります。

ビフィズス菌の数は、腸内にすむ善玉菌の9割以上を占めています。

 

乳酸菌が人や動物の腸内の他、牛乳や乳製品、漬物などの発酵食品にも生息するのに対し、ビフィズス菌の生息する場所はほとんどが人や動物の腸内です。

ビフィズス菌は乳酸菌と違って、酸素があると生息できない「偏性嫌気性(へんせいけんきせい)」という特殊な性質を持っているので、自然界でどこでも幅広く生息することができません。

そのため、例えばヨーグルトにはどれもビフィズス菌が入っているというイメージがありますが、そうではありません。

ビフィズス菌が入っていないヨーグルトも多くあります。

ビフィズス菌が入っているのかいないのか、きちんと確認して選択する必要がありますね。

 

 

では、ビフィズス菌には具体的にどのような効果があるのでしょうか。

 

1.      整腸作用

ビフィズス菌が糖を分解する際にできる乳酸や酢酸といった成分が、腸内の悪玉菌の繁殖を抑制します。

腸内の環境が整うと腸のぜん動運動が活発になり、下痢や便秘の改善にもつながります。

 

2.      免疫力の向上

ビフィズス菌には、インフルエンザウイルスや病原性大腸菌O157に対する感染防御作用があることが分かっています。

また、ビフィズス菌が腸内の善玉菌の割合を優勢にすることで、免疫細胞のはたらきが高まり、病原菌やウイルスが体内に入ってきても感染症にかかりにくくなります。

 

3.      脂質代謝の改善

体内の脂質代謝がうまくいかないと、中性脂肪やコレステロールが必要以上に蓄積され、肥満、高脂血症、心筋梗塞や動脈硬化の原因となります。

ビフィズス菌には、脂質代謝をスムーズに促す効果があります。

 

4.      美肌効果

ビフィズス菌の効果で腸内環境が整うと、古い老廃物などが体外へ排出され、デトックス効果が期待できます。

さらに、ビフィズス菌には美肌に欠かせないビタミンB群をつくり出すはたらきもあり、美容面でも積極的に摂取したい成分です。

 

 

体内のビフィズス菌を増やすには、生きたビフィズス菌が含まれる食品を摂取することが大切です。

また、毎日継続してビフィズス菌を摂り続けることもポイントです(^^)/

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