こんにちは!あさか整骨院グループです!
梅雨時期の今から非常に気温が高い状態が続いていますが、水分の「大量摂取」には注意です(´Д`)
暑くなってくると「水分補給を!」という言葉を聞きます。確かに脱水状態は血液の粘り気を上昇させるので避けるべきです。しかし健康のために大量の水を飲むことは、本当に良いことなのでしょうか。
テレビではよく「水分をたくさん摂ると血液がサラサラになる」と言っていますよね。しかし「必要以上の水分を摂ることで脳梗塞や心筋梗塞が予防できた」というような論文による証拠はないのだそうです。
むしろ飲んだ分だけ多尿になり、その影響で夜間頻尿が起きる危険性のほうが心配されます。実は3回以上の夜間頻尿のある高齢者の生存率は、低くなるんだそうです。夜間にトイレにいくことで、転倒したり骨折したりするリスクが高まるからです。
1日に摂取する水分、どれくらいが適量?
では適切な水分の摂取はどれくらいなのでしょうか。正常な成人の1日の尿の量を体重1kgあたり20mlとすると、体重50kgでは尿量は1000ml、水分の排出量は汗と吐く息で800ml、糞便に100mlとすると合計1900mlになります。
水分摂取が同じ量とすると通常の食事から800ml、栄養素の代謝によってできる代謝水が300ml程度ですので必要飲水量は800mlとなります。
体重が50㎏なら800mlと、3度の食事の際にコップ一杯ずつ飲めば、あとはペットボトル一本分もいらないくらいなんですね。にもかかわらず、とにかく水分を摂ることが健康によいと考えている人もいるので、そこは注意が必要です。(もちろん、汗を多くかけばその分、必要な水分量は多くなりますよ!)
水分の大量摂取によって、夜中トイレに行って睡眠不足になってしまったり、トイレに行く途中でけがをしてしまったりしては、もともこもありません。
何事も適量を守ることが健康の第一歩ですよ!