甘く見てはいけない風邪

こんにちは!あさか整骨院グループです!

仙台にも昨日に初雪が観測されたように寒さが厳しくなってきましたね。現在風邪のような症状がある方は多いと思いますので今回は知っているようで知らない「風邪」のお話をしていきたいと思います!

 

古くは「風の邪気によって起こる病気」と考えられ、病名がつけられた「風邪」。医学的には、空気の通り道である気道の感染症を指し、主に上気道とよばれる鼻、口、のどにウイルスなどが感染し、炎症を起こす「急性上気道炎」のことを言います。

 

風邪を起こすウイルスは非常に数が多く、代表的なものを挙げても、ライノウイルス、RSウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルスなど多種にわたります。

 

ウイルスではなく細菌が原因で上気道炎が起きることもあり、その場合も「風邪」と診断されます。いずれの場合も、原因となるウイルスや細菌と特定された場合は、より正確な感染症の名前で診断されます。例えば、いわゆる風邪症状でも、インフルエンザウイルスが原因ならインフルエンザ、アデノウイルスが原因ならアデノウイルス感染症、溶連菌が原因なら溶連菌感染症、といった具合です。

 

その意味で、風邪とは主にウイルスで起こる上気道炎のことで、そのウイルスを特定することが困難な場合に風邪と呼ばれる、とも言えます。風邪は主にその症状によって診断されます。

 

風邪の原因とは(。´・ω・)?

 

それでは、風邪にはなぜ何度もかかるのでしょうか? 風邪の原因となるウイルスや細菌の多さは前述したとおりですが、中でも年齢を問わずに風邪の原因となる代表ウイルスは「ライノウイルス」です。一言でライノウイルスといっても、実に100種類以上のタイプがあります。

 

そのため、一度かかっても抗体が働きにくいことがあるのです。これに対してRSウイルスの場合は主に2種類のみですが、一度かかっても気道の免疫が働きにくいと言われています。年齢を重ねると症状は軽症化するようですが、何度も感染してしまいます。アデノウイルスの場合は、一度かかると抗体による防御がある程度は働きます。人に感染するコロナウイルスは6種類。パラインフルエンザウイルスは4種類で、何度でも人に感染します。

 

つまり、風邪の原因となるウイルスは、まずその種類が非常に多いのです。そして免疫がつきにくく、何度でも繰り返しかかる性質のものが多いので、一度かかっても何度も繰り返しかかってしまうことになります。

 

さらに、風邪対策や治療の難しいところは、多くのものにワクチンも特効薬もない点です。風邪と診断された場合、抗菌薬は直接の効果はありません。

 

身近な病とはいえ、風邪は万病のもと。風邪がなかなか治らない、特に2週間以上、咳、鼻水、鼻づまりが続くような場合は、ぜひ医療機関を受診するようにしましょう!

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