トランス脂肪酸 安全とは言えない油

こんにちは!あさか整骨院グループです!

皆さんも、一度は耳にしたことのある「トランス脂肪酸」

あまり健康に良くないもの、ということは分かっていても、具体的にどんなもので何が悪いのか…詳しく知らずに口にしている方も多いのではないでしょうか?

少し内容が長くなりますので今回は2つに分けてご説明させて頂きますね(^^)/

 

トランス脂肪酸とは、植物性の油脂を加工する過程で発生する、体に有害とされている脂肪酸(油)となります。

もちろん、意図的にトランス脂肪酸をつくり出しているわけではなく、植物油を加工する時に原子の結びつきが変わってしまうことで、トランス脂肪酸が生まれてしまうのです。

例えば、動物性の油は、低温で固まる性質があるのに対し、サラサラな植物油は低温でも固まりにくく、固形の状態にするためには水素を加えて加工する必要があります。

こうして作られるのがマーガリンなのですが、この時に、トランス脂肪酸まで一緒につくられてしまうのです。

 

トランス脂肪酸は体内で代謝されにくく、悪玉コレステロールを増やし、様々な病気などのリスクを高めてしまうことが分かっています。

【・心臓疾患 ・認知機能の低下 ・アトピーやアレルギー ・骨の発達不全 ・肥満 ・不妊症 ・胎児の体重増加不良 ・母乳の質の低下 など】

 

去年、ついにアメリカでは、2018年6月までに、このトランス脂肪酸を食品添加物から全廃することを発表しました。

「トランス脂肪酸は安全とは認められない」と認定され、トランス脂肪酸の全面撤廃が実現されることになり、大きなニュースになりました。

アメリカの食品業界では、来年の6月までに、トランス脂肪酸を使わずに代わりの添加物への使用に切り替えていくなどの対応が求められています。

 

アメリカ以外の国でも、近年このトランス脂肪酸に対する目は厳しくなってきており、トランス脂肪酸の表示義務が定められている国がどんどん増えてきています。

しかし日本にはまだ、先進国でありながらも、トランス脂肪酸の表示義務すらありません。

WHO(世界保健機関)では、トランス脂肪酸の摂取量の目安を1%未満と定めており、日本での摂取量は平均で0.7%程度にとどまっているため、特に制限を設けていないようです。

しかしながら、これはあくまで平均値であり、偏った食生活を続けている人は、トランス脂肪酸を知らず知らずのうちに多量に摂取してしまっている可能性があります。

数十年前と比べてみても、私たちの身近にはトランス脂肪酸を含む食品がどんどん増えていっているのが現状です。

 

 

ではトランス脂肪酸がどんな食品に多く含まれているのか、週末にまた説明させて頂きます!

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